2023年には共同生活支援の愛福大池グループホームを新設した。障害のある方に対して、主に夜間において、共同生活を営む住居で相談、入浴、排せつまたは食事の介護、その他の日常生活上の援助を行います。このサービスでは、孤立の防止、生活への不安の軽減、共同生活による身体・精神状態の安定などが期待されます。
【現状・課題】
○ 障害のある人が身近な地域で暮らし続けるためには、安心して、安全に生活できる住
環境が整備されるとともに、住宅の確保に特に配慮を要する人が円滑に住まいを確保で きることが求められます。
○ 国の基本指針では、「地域における居住の場としてのグループホームの充実を図る」 と示されています。1970 年代前半に生まれた第二次ベビーブーム世代の人が中年期に差 しかかり、今後、本人や家族の高齢化や障害の重度化等により、自宅で家族介護が受け られなくなる障害のある人の大幅な増加が見込まれることから、グループホームを計画 的に整備していく必要があります。また、障害のある人が福祉施設から地域に移行する 際の主な住まいとしても、グループホームの整備が求められています。
発達障害者支援法では、発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎 性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などの脳機能の障害で、その症状が通常 低年齢において発現するものとされており、また、知的発達の遅れを伴う場合と伴わ ない場合があります。
発達障害のある人は、精神障害者保健福祉手帳の交付の対象となる場合があり、ま た、知的発達の遅れを伴う場合は、療育(愛護)手帳の交付の対象となります。
県が設置する「愛知県発達障害者支援体制整備推進協議会」の構成員である当事者 及び家族の会(4団体)の会員と、愛知県精神医療センターを受診している 20 歳以上 の方を対象に、2018 年に実施したアンケート調査(※1)では、回答があった方のうち、 療育(愛護)手帳の交付を受けている方は 49.0%、精神障害者保健福祉手帳の交付を 受けている方は 30.5%でした。
愛福では、5つの理念を掲げる:
1.良質な介護をご提供いたします質の保証は介護において欠くべからざる要素です。
2.利用者様の権利を尊重いたします
3.利用者様の健康状態についてできるだけわかりやすく十分な説明を行い、納得のいく介護を受けていただけるよう努力いたします。
4.利用者様の自己決定権を尊重いたします。十分な情報、知識をご提供し、利用者様が保健サービスに関する選択を自由に行えるよう努力いたします。
5.利用者様の生活をお守りいたします安心して介護に専念していただけるようアメニティに配慮し、静かで快適な環境をご用意いたします。
2008年8月には愛福(障害・介護保険)事業所を新設、東海三河の臨床現場で「チーム介護・チームケア」に貢献できる、高い総合的介護能力と優しさを兼ね備えたヘルパーの育成をめざしております。障害・介護保険事業所新設以降も、「豊川・豊橋・新城・蒲郡」をカバーする地域移動支援事業所の業務を開設した。